技術者に望む

2012年11月01日

最近、会社の設備を新しくした。
しかし、“どうも使い勝手が良くない” “自分の仕事のスタイルに合わない”と感じることがあった。
それに対して技術者は、『それは、お客様の工夫によって改善できます』と言う。
本当にそれで良いのだろうか・・・。
今回は技術者の姿勢について述べたいと思う。

何かを開発して世に出したときから、「便利」と「不便」が生じるものである。そして「不便な部分についても作った方に問題がある」というのが私の持論である。

作ったものには必ず「不満足」が潜んでいると考えている。したがって、ユーザーが不便不満を訴えたとき、技術者はユーザーに使い方を工夫するよう指導するよりも、改善を試みることが必要だ。

開発環境で試すのと、お客様が製品やシステム等を実際使用する環境は違う。もっと言うならば、使う側は無限の可能性を模索してよりいいものを追求しているから、製品が本当の意味で完璧になることはなく、時が経てば考え方が変化し、価値観も変化する。

このことを理解して、製品やシステムはお客様が使うものだから、技術者は時を読む柔軟性がなければならないと思う。そして、もっと視野を広く多くのことに気付いてほしいと願っている。

(2012年11月 記)