リリースについて

2016年02月01日

今回はリリースについて語ってみたい
リリースは一般的には抱え込んだものを解き放つ、作品を発表するなどの意味がありますが
IT業界のリリースは一言でいうと「納品する」に使います。

リリース作業は、開発現場でシステム構築したあとプログラム製造、単体テスト、
結合テスト、システムテストを行いOKになったら「リリース」します。
リリースの心構えは、“必ずトラブルは起こる”ということを常に考えておくことです。
それは開発現場と納品先環境の違いから起こることで、例えばOSのUNIX上に
DBのSQLServerを乗せるようなもので、各メーカーの開発思想の違いで微妙に合わない
ことで起こります。
同じように開発者と納品先では操作する作法がそれぞれ違うため微妙な食い違いが発生します。

例えば、利用する人の“利き腕”のことを考えてないから右利き用となっています。
“使い勝手の良さ”は使用する側の一番関心の高い項目です。
その次はシステム運用の”イレギュラーなことの対応は手作業より便利か”どうかです。

開発現場のテストで漏れるのはユーザ環境下でのリアルなテストです。
ユーザー環境のテストは現地でしかできないため、リハーサルなしで本番を迎えることに
なります。実際には平行運用を1、2ヶ月行いますがこの期間をユーザは嫌います。
なぜならいつもの2倍作業が増えるからです。
解決策としては、現地視察して実際に使用する人とよく打ち合わせすることです。
運用指導もリリースする前に行い、リハーサルも現地もどきを行うことです。
“価値観の相違でトラブルは起こる”を基本に準備することです。
また必ず修正や追加の要望は発生することも予想しておく必要があります。

トラブルは起こるものですが、起こったら素早く解決を目指すことで信頼が得られます。
リリースは”システム全体を磨いて納める最後の仕上げの作業工程”です。
『このシステムは5年先まで大丈夫です』と言えるシステムを目指して開発しましょう。

(2016年2月1日 記)