カーナビマップコンバートツール開発プロジェクト

2018年04月11日

今回は、カーナビのマップデーター変換を行うツールの開発プロジェクトをご紹介致します。担当者に聞いてみました。

どのようなプロジェクトですか?

カーナビに使用する原版マップには規格がいろいろありまして、カーナビの機種ごとに合わせてデーターを変換する必要があり、それを実行するツールの開発プロジェクトでした。

これは、大手地図データー会社のおおもとのマップ情報をベースとし、それを加工します。そのままだと、必要のない情報などもあるので、その場合その部分を結合したり削除したりします。そして、加工された最終的なデーターがカーナビに使われます。

マップの形状を始点と終点を繋いでいき、それが面のデーターになります。つまり、これが道路の形になったり、建物の形になったりするのですね。また、マップの尺度を変える時に、境界に面してマップを切ったり結合したりさせます。マップの元データーだけでは、情報が足りないので、他のデーターを持ってきてそれを合成します。交差点、案内標識、お店などの情報ですね。そして交差点における一方通行等の進入方向データーや規制データーを先ほどの道路・建物等の面のデーターに紐付けるのです。カーナビで矢印がでますよね。そのような案内標識やさらに、この建物の何階は何屋さんというお店や建物のデーターも重ねていきます。

このプロジェクトで困ったことはなんでしたか?

データーが凄く大きいので、処理の時間がかかるのですね。処理をするのに1週間くらいPCを回しっぱなしで計算させることもあります。ですので、一度失敗すると、また時間をかけてやり直さないといけませんので、その場合ダメージが大きいです。

マップのパターンが変わってくると、処理がうまくいかない場合もあるので、それを広範囲に処理した後、不具合がみつかると問題も大きくなってしまいます。また、小さなケースで試した時にうまくいっても、大きなケースでやるとイレギュラーな状況が生じる場合もあるのですね。例えば、マップの面を分ける場合、四角いデーターが真ん中で分かれればいいのですが、建物・道路の境界が点と点で繋がっている場合などのイレギュラーなケースがあるので、そのようなことを踏まえて、分別するアルゴリズムを考えないといけませんでした。

このプロジェクトのやりがいは何でしたか?

やはり、長い大きなデーターを変換して問題なく処理ができると本当に安心しました(笑)。ツールにデーター処理をかけているときはヒヤヒヤしていますが、無事に終わるとホッとします。イレギュラーなケースも想定して、バグのないツールが完成すると達成感もあります。